今回は融雪の種類、その中でも駐車場や
アプローチなどに使われる消雪についてお話してみたいと思います。
消雪とは
雪を消す方法でおそらく一番古くからある方法です。
これは井戸水を直接まき雪を消します。
井戸水を使用するためランニングコストは
井戸水をくみ上げるポンプの電気代だけですし、
水を直接雪にかけるため確実です。
消雪の種類
この方法には大きく分けて2種類あります。
深井戸と浅井戸です。
深井戸はボーリングと言われる方法で井戸を掘ります。
掘る深さはおおよそ100m以上で深いものだと300mに達するものもあります。
そのぐらい深く掘りますので多くの水量が必要な場合や浅井戸が出ないところに使われます。
深く掘る為井戸を掘る価格がかかるのと、ポンプがある程度大型のものとなるので高価なこと、
電気代が動力契約になるのでそれなりにコストがかかります。
大きな駐車場を持つ店舗などに向いています。
対して浅井戸は10m~20m程度の深さまで鉄のパイプを打ち込んで井戸水をくみ上げます。
深井戸よりも水量は少ないですが価格は安くて済みます。
ポンプも小型でよいので安価ですが近年渇水傾向があり、冬場渇水する場合もあります。
一般的な住宅よく使われます。
消雪のメリット・デメリット
2種類の方法について書きましたが、
どちらもメリットとしてはランニングコストが安いということと、
圧雪などの溜まった雪でも消せると言うことです。
デメリットとしては確実に井戸水が出るかは掘ってみないとわからないと言うことです。
特に浅井戸の場合は掘って出なければあきらめるしかありません。
また近年地盤沈下などの問題もあり、掘ってよいかどうかまず市町村に聞いて見なければなりません。
(温泉近くなどは特に注意が必要です。)
近年渇水の傾向もあり、浅井戸についてはギャンブル性が高いと言わざるを得ませんが、
当たれば大きいメリットはあります。
もし水が出たとしてもその水量によって消雪できる面積は変わります。
井戸水による消雪をご検討の方もご相談承ります。
(その後の訪問営業や、電話勧誘など一切ありませんのでご安心下さい。)
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